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サッカー(プレミアリーグ、Jリーグ、代表その他)、プロ野球(阪神タイガース)、その他もろもろ勝手気ままに褒めたりけなしたり乗ったり乗らなかったり巻いたり巻かれたり

次だよ、次、次

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コメント

1. 無題

次だよ、次、次…か
素晴らしい一文だな。現代文学の森鴎外を見たよ。この時代にもこんな奴がいたとはな。

ただいまコメントを受けつけておりません。

次だよ、次、次



いや、本当にこのオッサンやってくると思わんかったわ。




イングランド・プレミアリーグ 第29節
LEICESTER CITY 1 - 0 NEWCASTLE UNITED 
(得点者)
LEI 25' 岡崎

優勝を懸けて1つでも多く勝ち点を稼ぎたいレスターと、残留を懸けて一つの勝ち点も落としたくないニューカッスルの対戦。

レスターのホーム、キング・パワー・スタジアムで行われたこの試合、下馬評はもちろん圧倒的レスター有利

片やホームでの敗戦が1しか無いレスター、片やアウェーでは8連敗中のニューカッスル。

差がある。ただ、ニューカッスルはついに11日、マクラーレン前監督の解任とベニテス新監督の就任を発表した。

仮にもプレミアのチームを率いてビッグイヤーを獲った監督であるし、とにかくプレミア19位のチームに来ていい器なのかという畏れ多い気持ちだ。

ともあれ、金曜日に早速始動したベニテス・マグパイズは、その日予定されていたオフをキャンセルし、月曜日までの3日間で少しでも自らの哲学を浸透させようとトレーニングに勤しんだ。


迎えた14日(日本時間15日5時)、ついに試合の刻!!!


今日は両チームのスターティングメンバーを用意してみた。

レスターはまさに盤石の布陣
今季先発出場した人数は18人で、プレミア最少とのこと。

ニューカッスルは前節負傷交代のダメットをはじめ、コロッチーニ、クルル、ムベンバ、グフラン、ティオテ、シセ、オベルタン、ハイダラ・・・・・
ユナイテッドみたく負傷者イレブンが組めそうな勢いだ・・・。

ただ、この布陣を見て明らかな変更点であるのが、シソコ左サイドで起用していること。
この2つのヒートマップを見て欲しい。


whoscored.comより

上が前節ボーンマス戦、下が今節のヒートマップだ。
従来のニューカッスルの攻撃の特徴と言えば、シソコヤンマートが居る右サイドアタックの厚みにあった。
実際、whoscoredによると、今シーズンのニューカッスルは右サイドの攻撃が45%を占め、これはプレミアのチームの中で1位の数字だ。
ただ、これは裏を返せば左サイドの攻撃が全く機能していなかったということも表している。
LSBのダメットはストッパー然としているし、左ワイドのアジョゼジニ中央でのプレーを好んだ。

シソコの左サイド起用は、そのキープ力に期待し、両サイドでチャンスを作れるようにするためのものであったし、実際にそれがヒートマップに表れている。


試合は前半開始から20分くらいの間、コンパクトな守備と鋭いカウンターを見せた。


楔のボールや縦パスに対しては完全にパスコースが切られており、この時、カンテはうまくサイドチェンジして逃げるのではあるが、やり辛さというものを感じさせるには十分、堅固な守備を組織できていた。


この写真は8月のユナイテッド戦でのひとコマ。
画面には映っていないが、相手左サイドバックのショウがオーバーラップして来ており、右ワイドのオベルタンが反応したところ、ボランチとの間にぽっかりとスペースが空いたためにチャンスを作られたというシーンであった。
ベニテス・マグパイズの守備ではトップ下のジニもブロックの中に加わり、サイドから攻めさせることに腐心した。

しかし、首位のチームというのは勝負のイロハを理解しているのだろう。
前半25分、岡崎のバイシクルでレスターが先制。



マークを外す多彩な動きでニューカッスル・ディフェンスを撹乱し、ヴァーディのヘッドに対してはいち早く反応している。
個性豊かなチームにあって、守備力やフリーランニングなど地味な働きが評価されることが多い岡崎であるが、このゴールは紛れもないストライカーとしての技術が集約されたものであった。

セットプレイからの失点が多いニューカッスルにとっては悔やまれるゴールであり、前半は結局この1ゴールでレスターがリードしたままに終わる。

後半になると、ベニテスが再びマクラーレン前監督との違いを見せる。
後半11分、セントラルのアニータに替えてタウンゼントを投入。
さらに後半26分には2枚目のカードを切った。

マクラーレンは後半30分前後でやっと1枚目のカードを切ることが多く、中盤やディフェンスの枚数を削って前線の選手を投入するのも、大体が遅きに失した印象だ。
実際、ニューカッスルの交代出場選手はリーグ戦30試合でたった2ゴールしか決められていない。
今回の対戦相手であるレスターは4つの得点を選手交代から生んでいる。
ニューカッスルと同様の危機的状況にあるライバルチーム、サンダーランドは6ゴールを交代選手が生み出している。

この対戦ではタウンゼント、デ・ヨング、ドゥンビアの3人が交代出場した。
残念ながら流れの中で絡んでいくシーンは多く見られなかったが、この違いを感じ取ったファンは少なくないだろう。

多くの監督の意図が感じられる選手起用はあったものの、試合は岡崎の1ゴールを守り切ったレスターが制した。

ベニテスの初陣を白星で飾ることはできなかった。




いや、でも良かったと思う。良かった良かった。

前節は絶望の響きが聞こえる状態であったけれども、何となく光が見出せそうな感じはしてきたね。

しかし、ベニテスはたった3日の練習でこれだけしっかりした守備が叩き込めたわけだ。

↓逆に言えば、この傘差しハゲタヌキが10か月間やってきたこと(もとい何もしてないこと)の反証にもなったね。


まあしかしベニテスはやっぱ凄いんでしょうよ。
そんなベニテスの凄みを改めて感じさせられたのが、この神聖なるWikipediaテンプレートの数々よ


なんか宮廷料理人ヴァテールみたいな人が学生食堂の料理作ってるみたいな果てしない贅沢感よね。

ともかく、前節マクラーレンを酷評していたクラブOBのファウスティーノ・アスプリージャも、まだまだ途上ではあるが、チームは良い方向に向かっているという風に見てるようです。
次は3.20、セント・ジェームズ・パークでの決戦、タイン・ウェア・ダービー

ブータン対モントセラトのアザー・ファイナルじゃないけど、ともかく裏天王山的な意味合いがあるこの試合、この試合にこそ命運が懸かっている!

次だよ、次、次
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コメント

1. 無題

次だよ、次、次…か
素晴らしい一文だな。現代文学の森鴎外を見たよ。この時代にもこんな奴がいたとはな。

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